soWhat「Clean Room」CD
初期ブルーハーブのBOSSを想起させる、感情ストレートなリリックは正直驚かされます。なんと声もフローもBOSSに激似のTBH関西版!? monologue, productionのトラックメーカーKimiによる別プロジェクト「soWhat」が本格始動。リスナー各々がヒップホップに様々な偶像を抱いてると思う。ダンサブルでクラブ色の強い楽曲とは異なり、彼等の音楽は聴かせるヒップホップ。 フリースタイルにおける『届ける言葉』とリリシストとしての『聴かせる言葉』を武器に、MCバトル・セッションイベントでもその実力を見せ付けているMCの一心が放つリリックには強いメッセージ性があり、日常であったり自身が思った事をありのまま表現され、彼の素の人間性みたいなものが聞き手に伝わってくる。 そして「Factor」に引き続き既存のHip Hopフォーマットに捉われることなく、一心の言葉に合わせ時には攻撃的にそして叙情的に変わるきKimiが創るトラックは職人技。リーディングとも言える彼等の表現は、聴く者のその時の感情で様々な捉え方ができ、聴くたびにこのアルバムの印象が変化する飽きのこない、長く付きあえるアルバムである。 [アーティスト・プロフィール] 一心(MC): 1980年生まれ 大阪出身。90's HIP HOPの洗礼を受けRapを始めるが、よりスリリングなビートを求め主にDrum N'Bassの現場でフリースタイルを磨きあげてきた。フリースタイルにおける『届ける言葉』とリリシストとしての『聴かせる言葉』を武器に、MCバトル・セッションイベントでもその実力を見せ付けている。 KIMI (トラックメーカー&ドラム) : 1981年生まれ 東京出身。2006年に大阪に移りmonologue,productionのトラックメーカーとして活動を開始。ライブではDJスタイルではなく、ドラマー&MPCプレイヤーとして相方を援護している。独学でミックスからマスタリングもこなし、またアートデザインも担当。 01.三日月 02.表現の住人 03.WIDE VISION 04.silent poet 05.枯れ葉 06.Word Delivery Service 07.MISSION 08.トラウマ 09.路露 10.interlude 11.hope to be... 12.自由からの逃亡