DJ $HIN + SHING02「PEARL HARBOR / JAPONICA CD (10TH ANNIVERSARY EDITION)」CD
10年の歳月を経てあの問題作がボーナストラックを収録してオリジナル・ジャケットで復刻... 本作のオリジナルにあたる「PEARL HARBOR / JAPONICA EP」- DJ $HIN:SHING02 は、1997年秋から1998年秋の間に録音された SHING02 の初期作品で、二枚組のアナログとCDで1998年12月に発表された。 製作時期としては「絵夢詩ノススメ」(1996-1998年)の後で、「緑黄色人種」(1998-1999年)の前となる。「戦争と日本」という二つのコンセプトを持つこのアルバムは、「PEARL HARBOR」と「JAPONICA」という二枚のEPを一枚にまとめたものである。 「PEARL HARBOR」はアメリカ・ベイエリアを拠点に活動する日本人MC = SHING02 が零戦のパイロットの視点になってラップするという、「戦争」をテーマにした楽曲。2007年秋録音の英語バージョンと、2008年録音の日本語バージョンがる。ビートは、大阪からサンフランシスコにDJ武者修行に来ていたDJ $HIN が担当し、そのビートとベースラインから飛行機のプロペラとエンジン音を連想した SHING02 が曲のテーマを決めた。英語バージョンは、第一バースが1941年の日本人兵士という設定、そして第二バースが1998年のアメリカで活動する日本人MCという設定、そして、新たに"PEARL HARBOR (ENG) JUNZO RMX"に追加された第三バースは、更に10年の時を経たSHING02が10年前の自分と時空コラボしている。 対して「JAPONICA」は、SHING02のスタンド=「Vector Omega」(緑黄色人種、400LP、歪曲LPなどSHING02主要作品をプロデュースしている)の初プロデュース作品であり、「日本」をテーマに作られた曲群。インストとスクラッチで作られた"Trimester"三部作 と、Japonica Bandのビートに SHING02 のラップを加えた"Rejuvi:nation"という、二つのバージョン。そして、銃声がドラムになっている"Since By Man Came Death"というインストトラックを加えたもの。scratchは、サンフランシスコで SHING02 と共に活動していた、DJ TOP BILL と、DJ RYOTA(共にCircus Djs)が担当。また、後に「緑黄色人種」に参加するバンドメンバー(Terracotta Troupe XGND)が、guitarやbassなどで参加している。 10周年記念盤への追加トラックとして新たに収録された "PEARL HARBOR (ENG) JUNZO RMX" "PEARL HARBOR (JPN) YAKKLE RMX" は、共にSHING02と親交が深く、ベイエリアでの活動経験のある二人の若いプロデューサーが手掛けている。MIXはVECTOR OMEGA。"PEARL HARBOR (ENG) JUNZO RMX"は、新たに追加された第三バースで、自分との時空コラボを実演している。マスターリングはダイナミックスが見直され、2008年的サウンドで蘇った。 1.PEARL HARBOR (10th Anniversary Redux)* 2.PEARL HARBOR (JP Remix)* 3.JAPONICA AUREUS* 4.PEARL HARBOR 5.PEARL HARBOR (JP) 6.JAPONICA REJUVE:NATION 7.PEARL HARBOR (10th Anniversary Redux inst) 8.PEARL HARBOR (JP Remix inst) 9.JAPONICA AUREUS (inst) 10.PEARL HARBOR (inst) 11.PEARL HARBOR (JP inst) 12.JAPONICA REJUVE:NATION (inst) 13.PEARL HARBOR (a cappella) 14.PEARL HARBOR (JP a cappella) 15.JAPONICA AUREUS (a cappella) *(10TH ANNIVERSARY EDITION)(再発盤)に新たに追加された新トラックです。