DJ P-RUFF「Moonshake」MIX CD
MIX CD 様々なスタイルを持った全国各地のナイスDJを、耳の早いリスナーにいち早くプレゼンするMIX CDレーベル" BLENDING TONES "。久々となる最新作は、関東の現場を中心に夜な夜なパーティー・ピープルを暖め続けその評価を着実に高めるDJ、P-RUFFによる極上グルーヴがたっぷり詰まったMIX CD"MoonShake"が堂々登場!その多彩なプレイリストの中からブレイクビーツ〜ディスコダブ〜ハウス〜テクノのラインに主軸を置いた本作は、洗練されたDJセンスと確かな現場感覚が産むダンス・グルーヴを流麗に聴かせる作品に仕上がっています。現在のクラブ・シーンの良き流れの一端を、また新たに映し出すことに成功したと言える充実の一枚!! NINJA TUNEからのリリースでもお馴染み、"FOG"による優美なアンビエント曲 "CheerupCheerily" でゆるやかに幕を開ける本作は、大きく分けて前後半の2つのセクションに分かれています。 やわらかな空気感を保ちつつも、シンバルの音色が静かにリズムを刻むチルアウト・チューン"The Collectors / Unspoken waters"(trk_2)から徐々にビートの強度を増し、"Denpun / Wave motion"(trk_4)をきっかけに様々な極上ドラム・ブレイクスをEDITやクラシック曲を交えて熱量を高めつつ縦横無尽に展開。更にそれだけには終始せず、タイトなリズムセクションとパーカッションがクールなグルーヴを織りなす"DJ DSL / Havana club"(trk_8)までをも巧みに織りまぜ、ダンス・ミュージックとしてのブレイクビーツの様々な醍醐味を十二分に堪能出来る前半。 そして、ノンビート曲ながら前半のテンションを音色とコード感でキープする"PUB / In the meantime"(trak_9)を挿みつつ、前半のグルーヴを丁寧に引き継ぐかのように端正な4つ打ちを聴かせる"Soulphiction / Transistor slugs"(trak_10)へ。ガムランのフレーズが印象的なミニマル好曲"Guillaume Coutu Dumont / Ocre"(trk_12)から、DJライクな名DISCO RE-EDIT作を連発する"The Popular Peoples Front"の"The principles of freakin'"(trk13)、ズブズブな電子音と16分に打たれたハイハットが強烈な"Idjut Boys / Droid technoid"(trk_15)といったそれぞれに特徴的な楽曲を、グルーヴを軸に違和感無くまとめあげ、ラストにはサックスのループが適温にクールダウンしてくれるKosuke Ogawa / Tom vac(trk_18)まで到達する、BPM125前後の楽曲を中心に構築された後半。 前後半共に、DJとしての現場的なテンションをしっかり漲らせつつも、曲単位の魅力をより引き出す構成力で(不思議なほどに!)リスニングにも対応した充実の60分。その魅力を更に引き出す"r4"が担当した鮮やかなグラフィック・ワークと合わせて、是非お楽しみください! ■P-RUFF PROFILE 東京都羽田生まれ。京浜工業地帯という日本でも随一のアブストラクト地帯で育ち、そのくすんだ空気を目一杯吸い込みながら、2002年頃よりDJ、トラックメーカーとして活動開始。一時神奈川の湘南地区に移住し、辻堂の海岸で開催されていたSPUTNIKの自由でレイドバックした空気に影響を受ける。スモーキーなBREAK BEATSと黒いイーブンキックを基調にバックグラウンドであるHIPHOP、ROCK、NOISEなどの要素を混ぜ込み体内を巡るDUBへと点火。現在 MADMADD@SALOON、Instant Dub@OATHを主軸に様々なパーティーに出演。大黒スケッチとのユニット、PERS.ではトラックメークとDJを担当している。