Kojoe x Aaron Choulai「ERY DAY FLO」CD
Kojoe x Aaron Choulai。ストリートライフに根ざし生まれた二つの才能のコラボレーションの結晶となるアルバム『ERY DAY FLO』が完成。ソウルミュージック、ジャズ、ヒップホップの融合を軸に生み出される音楽のネクスト・レベルがここに。 日本語と英語を巧みに絡ませ生まれる"ラップ"、卓越した歌唱力によるソウル・ミュージック・ヴァイブに溢れる"ヴォーカル=歌"を織り交ぜた、唯一無二のスタイルで国内外で支持を集めるラッパー/シンガーKojoe。 5lackとのコラボレーション作"Unfounded"でも話題を集め、ジャズ、ノイズ、即興音楽、ヒップホップに至る迄、ジャンル/国境を越えて精力的な活動を展開する、パプアニューギニア出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、ビートメイカーAaron Chulai。 前作『good day bad habit』から約9ヶ月のインターバルで届けられたKojoeとAaronのコラボレーション・アルバムのタイトルは『ERY DAY FLO』。"ERY DAY(Everyday) FLO(Flow)" =「毎日のフロー」を意味する。Kojoeは本作の楽曲が生まれた過程を「毎日誰もが持つ感情や思いなどを拾って曲にしたもの。 無意識的に曲を作っていったら実は小さいたわいもない事が大切だと気付かされた。 今まで世の中や何かに訴えかける曲が多かったがこれに関してはあえて何も考えないで自分たちから発する周波数だけを考えました。聞き手側のDNAが気持ちいいと感じれるように。」と語る。ストリートライフに根ざした日々の想いや感情、音楽への愛と想いとが絡み合い紡ぎだされるリリック/フロウは、聴く者の心と身体の芯に鋭く届き共振させる。 音楽への愛が綴られるオープニングTRK「SONOTA」、日常で生まれる葛藤に音楽がポジティヴな光を当てる「JIRENMA」、ストリートライフを綴る「UNGROWN 」、90sを思い起こさせる聴く者を一瞬で捉えるビートの幕開けから釘付けの「HAKAI」、ブラックミュージックの根幹に迫る様にソウル=愛の世界を描く「FEELIN' LIKE 」。タイトなビートに、ジャズのライブ感、エレクトリックなスパイスを散りばめたAaron Choulaiのサウンドと、言葉を巧みに繰り広げるKojoeのフロウとヴォーカルが融合していく全11曲。 ■Kojoe Kojoe/新潟県十日町市出身。17 歳の時に渡米を決意し単身 NEW YORK へ。BRONX、BROOKLYN の FLATBUSH に住んだ後、QUEENS の HOLLIS で音楽活動を開始。 Brand Nubian や Jean Grae の前座、実力派女性ラッパーの Apani B Fly MC のサイド MC を務めながら、彼らのアルバムにラップだけでなくプロデュースでも参加。 2007 年には Talib Kweli &Mos Def、Pharoahe Monch 等、現在も第一線で活躍する アーティストを数多く輩出してきた US アンダーグラウンドを代表する名門ヒップホップ・ レーベル「RAWKUS RECORDS」による新鋭アーティスト 50 組のアルバムをデジタル配信 リリースする「RAWKUS 50」プロジェクトに唯一の日本人として抜擢。 アルバム「RAWNIN」をリリース。 2011 年、日本に帰国しリリースした MIX TAPE「KOJOE TUESDAYS Vol.1」「KOJOE TUESDAYS Vol.2」「ASIAN LINX Mixed By DJ BEERT」「The 'J' Mixtape」は都内の 主要専門店チャート全てのリリースで軒並み No. 1 を獲得。その後 US 著名ラッパー Raekwon、Kurupt とも共演し、彼らのコンピレーションアルバム「The Academy」に KOJOE1st シングル「Samurydas」が収録される。 2015 年には福岡の盟友 OLIVE OIL と再度タッグを組み 4th アルバム「HH」、未発表曲集 「iLL Scott」をリリース。日本語と英語を巧みに絡ませる独特のラップに卓越した歌唱力に よる歌を織り交ぜた彼特有のスタイルが脚光を浴びてい る。 また KOJOE & Aaron Choulai Quintet 名義でバンドセットでのライブパフォーマンスも 行っており、NY でも活躍するピアニスト「アーロン・チューライ」率いる一流の JAZZ アーティストと共に HIPHOP の枠を越えた新たな領域での活動も繰り広げている ■Aaron Choulai パプアニューギニア出身のジャズピアニスト・作曲家・ビートメーカー。ニューヨークや東京のジャズやノイズ、即興音楽のシーンなどでの活動に加え、マルチメディアの異文化間フェスティバルの委嘱などを受け、さらにMantraやKojoeなどのMCのためのプロデュースをするなど、このピアニストの活動は幅広く、冒険的である。2014年Freedman Fellowship Jazz Award受賞、2015年Mobb Deep Remix Contest優勝。 2003年にオーストラリア・メルボルンの音楽大学VCAを卒業後、様々なアーティストとの共演でピアニスト、そして作曲家として活動を広げる。中でもチューライが発足したバンド“Vada”は、彼のオリジナルを演奏し、やがて“Fitzroy scene”として知られるようになる、2000年代前半に出現した音楽シーンを作り上げることになる。同じ頃に、オーストラリアで最も人気があるとされるポップシンガーKate Ceberanoの音楽監督としてオーストラリア国内ツアーの数々をするだけでなく、オーケストラやバンドのための編曲の仕事も始める。 2003年より海外からも評価を得、定期的にニューヨークへ渡り始める。そこでJim Black、Ben Monder、Joel Frahm、Tim RiesやBilly Drummondといったミュージシャンと共演やレコーディングをするようになる。やがてニューヨークに根付き、Sunnyside Recordsよりアルバムのリリースをし、バンドリーダーとしてアメリカ国内やヨーロッパツアーを行い、イタリアのUmbria Winter Jazzや南仏のJazz à Juanなどのフェスティバルに出演する。この頃、チューライは雑誌All About Jazzなどで評価を得、2006年にはオーストラリアジャズアーティスト新人賞を受賞。 2007年にオーストラリアの数々の人気アボリジニーアーティストが共演するMelbourne International Arts Festivalによる企画“Black Armband”の音楽監督・編曲者・ピアニストをつとめるためにオーストラリアに戻り、オーストラリアのあらゆるフェスティバルに出演し、2008年にはLondon Theatre Festivalにも出演。他にメルボルン交響楽団、オーストラリア交響楽団、アデレード交響楽団などのために編曲し、共演。同じ頃にオーストラリア、クイーンズランド音楽祭の委嘱を受け、“We Don’t Dance For No Reason”を作曲し、プロデュースする。これは彼のバンド“Vada”とパプアニューギニアのタタナ村のPerovetaというジャンルの聖歌隊のコラボレーションであり、広くに渡り絶賛され、Melbourne International Arts FestivalやWOMAdelaideなどオーストラリアの主要フェスティバルで連日満席のコンサートを開催することになる。同年、“Melbourne Magazine”で、メルボルン・オーストラリアで最も影響力のある者の一人とし選ばれる。 2009年にチューライは日本・東京に活動の拠点を移し、2013年には東京芸術大学音楽環境創造科修士課程を修了する。在学中にもジャズピアニストとして活動を繰り広げ、国内ツアーも行い、様々なバンドのリーダーとして日本のジャズ・インプロヴィゼーション界に根付く。この時期に、ジャズ界の外の日本やオーストラリアのシンガーやMCのアルバムをプロデュースし始める。現在も東京を拠点とし、プロデューサーとしてはNgaiire、MANTRA、Joelistics、KojoeやOlive Oilなどのアーティストと関係を持ち、同時にピアニスト、そしてバンドリーダーとしての活動も続け、定期的に日本国内外で演奏をしている。 01. SONOTA 02. JIRENMA 03. $ AND BAD BITCHES feat Daichi Yamamoto 04. UNGROWN 05. HAKAI 06. TIME IS $s 07. I'M JUST TRYNA 08. FEELIN' LIKE 09. NOT 4 ME 10. NEVA CHANGE 11. ERY DAY FLO Art work by hikarih Mixed & Mastered by Aaron Choulai