土俵ORIZIN「土俵MAGAZINE 14 -土俵10周年 at NOON-」CD
DJ KRUSHのアルバムに参加した事で注目を集め数々のトラックメイカーを魅了する孤高のリリシスト、INDEN率いる関西アンダーグラウンド・ヒップホップ最強のMC&DJ集団、土俵オリジン待望の最新作は大阪NOONで行われたdo-hyo 10th aniversaryでのライヴセッションをパッケージ!! 2009年、待望のリリースとなる[土俵マガジン]の新作は2006年大阪noonで行われた[do-hyo 10th aniversary]でのライブをパッケージ。ジャンルとしてのヒップホップが形骸化した今日、そのオリジナルな精神性を受け継ぎつつも音楽的にはより広域に吸収してきた彼らならではの10年が濃厚に凝縮。 indenの掛け声から始まるサウンドトリップは彼らが持ち寄った各々が制作した音源やレコードを素材として、完全に新しいオリジナル音源として再構築。複雑ながらも綿密に構成されたリズムはダンスミュージックのルーツである民族音楽さながらに自然に体を揺さぶり、電子音が紡ぎ出すメロディーはリスナーを優しく包み込み、スキルフルなスクラッチノイズと渾然一体化しリスナーの魂を揺さぶる。ヒップホップもダンスホールもブレイクビーツもアブストラクトもダブステップも全てが同一線上で響きあうイマジナリー豊かな世界は、デトロイトでもロンドンでも東京でもない、土俵オリジンという地平でなければ体験することは出来ない。 最後を締めくくるindenによる10年分の思い入れたっぷりのフリースタイルは次に迎える10年への決意表明ともいえる土俵の変わらぬポシティヴなアティチュード。最近ではさらに個々が精力的にソロ作品や別ユニットでの作品を発表するなど、常にオープンマインドなスタンスで進化を続ける土俵オリジンを体感して欲しい。土俵ORIZIN : INDEN , WESSUN , DJ AGASSI ,DJ KANAMORI , ARCHITECH , HAL , PWU95年、大阪を中心とするMC&DJ集団として出発した土俵ORIZIN。INDENを中心に彼らの音に対する貧欲な好奇心は様々なスタイルの音楽を吸収し幾多のメンバーチェンジを得て2000年今日のラインナップに定着する。[土俵]の活動において精神的支柱となるのは[音楽に対する妥協のなき好奇心]といえるだろう。 メンバー各々がそれぞれに感性を共にするアーティスト達と作り上げてゆく音や感性は、[土俵ORIZIN]というホームグランドがあってこそ成立するものであり、一人一人が受けた感性はやがて[土俵]を形成する音の一部としてメンバーを互いに作用しあい、新たな種子を実らせてゆく。彼らのその多彩な交流やコネクションはその賜物であり、常に異種混合が行われ、ABSTRACT, UNDERGROUND HIPHOP,ELECTRONICAといったイメージでは一括りには出来ない自分にしか出せない [ 何か ] を音で表現すべく、日々嬉々と格闘を続けている。 決してメディアに登場する機会が多いとはいえない彼らだが、本当に音楽を愛するリスナー達にとって[土俵]は信頼できる数少ないコレクティヴとしてすでに認識されている。[土俵MAGAZINE]と題されたミックステープ/CDはすでに14タイトルを数え、日本全国のHEADZ達に常に新鮮な音楽を提示し、大きな反響を得ている。それが多くの人々に支持されている事実は今も新作のみならず初期作品もコンスタントに全国で好セールスを記録している事でも実証済だろう。彼らの活動の拠点となるパーティ[土俵]は不定期ながら、常に地元のみならず他府県からも多くのHEADZが駆けつけ独特の熱気を帯びている。今や関西を代表するアンダーグランドパーティーに成長、新しい音と人との出会いを演出している。[土俵]は常に留まる事なく進化し続けるアーティストコレクティヴであり、そして常に共鳴するリスナーと共にある。 1.Session 1 2.Session 2 3.Session 3 4.Session 4 5.Session 5 6.Session 6 7.Session 7 8.Session 8 9.Session 9 10.Session 10 11.Session 11 12.Session 12 13.Session 13 14.Session 14 Total Time : 51:10